今日は種にこだわり無肥料栽培を広げられているナチャラルシードネットワーク代表の石井吉彦さんのある凄い体験をご紹介させてもらいます。

30年ほど前、石井さんが千葉県内の自然食品店の店長をされていた時のことです。

そこで主に「無農薬・無肥料栽培」で育てられた農産物を扱われていたそうです。

石井店長とスタッフは

「この安全・安心な野菜で地域の人たちの健康を守っていこう!

食で病に苦しむ人たちを救っていこう!」

と一生懸命にお仕事をされていました。

事実、全国的に問題になっていたアトピーはじめアレルギー疾患の患者さんたちに好評だったそうです。

そして

「ここの野菜だけは大丈夫。

アトピーが出ない!」

と喜びの声が多く寄せられる評判のお店でした。

ところがある事件が起きます。

ある日のこと30歳代の女性から

「昨日オタクのお店で買った小松菜を食べたんですが、今朝はお腹にアトピーが出てきました。

それほどひどい症状ではありませんが、一応、ご報告です」

という内容の電話がかかりました。

石井さんは驚くと同時に絶対にそんなことはない。 

もしかしたら嫌がらせをいうクレーマではないのかとその女性を疑われます。 

その女性に対応したスタッフにいろいろと話を聞いてみると

どうやらその女性は重篤なアトピー患者、化学物質にとても過敏な体質なようでした。

いろいろな自然食品店を探しまわって安全な野菜を求めていたようです。

無農薬・無肥料栽培で育てられた野菜には、その名の通り化学的に合成された農薬や肥料はもちろん、有機肥料さえ一切使われていません。

畑に余計なものを何も施さない、自然の理に適った最高の農法だと絶対的な自信をお持ちでした。
ですから100%の自信が石井さんにはあったのです。 

なにしろ今回の小松菜は石井さんの義母が30年来の無農薬・無肥料栽培で丹精込めて作られていたから尚更です。

つまり生産者が信頼できて間違いのない小松菜だったのです。

その野菜で万が一にもアトピーが出るはずがないのです。

そして

帰宅して義母にさっそく尋ねたそうです。

すると義母は

「お前、どこの小松菜を持っていったの?」

と聞き返されたそうです。

そして石井さんは

「どこって、あの青いきれいな方の小松菜だ」

と答えたそうです。

すると

「そりゃダメだ。

そりゃ買った方の種だ。

その隣の色の薄い方を持っていけ。

薄いのがウチの種のヤツだ」

と言われたそうです。

その時期、畑の小松菜には2種類ありました。

一つは義母が長年慎重に続けている自家採種のもの

もう一つは店で売る野菜の需要の供給が追いつかないので他所から買った種のもの。

そして

買った種の方が葉が青々として見栄えが良かったことから見栄えの良い方を店頭に石井さんは出されていたようです。

しかし

種が違うからって農法は変わりません。

最高の農法で栽培されています。

化学物質を一切使わない清浄な土で作られている野菜でした。

そして

石井さんはすぐにアトピーが出たという女性に連絡されてお詫びと共に小松菜をプレゼントされました。

すると次の日にその女性が来店されて

「あの小松菜は大丈夫でした。

朝まで痒みもなくぐっすりと眠れました」

と喜ばれてお礼を言わたそうです。

やはり種が問題だったようです。

つまり

いくら最高で安心できる農法で作っても種がダメなら100%安心!安全!とは言えないのです。

自分もかなりこの石井さんの体験には驚きました。

種までしっかりとこだわっていませんでした。

お野菜を無農薬のものにこだわっている人も多いと思います。

しかし、どうでしょうか?

種は大丈夫でしょうか?

せっかくこだわるなら種までもこだわることが大切なようです。

皆さんも今からは種も意識されてみてください。

世の中のたくさんの人が種について関心を持たれるといいです。

我が家では今、水耕栽培をやっていますが種をこだわって固定種、在来種で栽培しています。

ブログを読んでいただいたあなたにたくさんのいいことが起こりますように。

参考本
「まず種から始めよ-からだと地球を癒す種と土と野菜の本」石井吉彦著


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