「ジュガール」を聞いたことはありますか?

「ジュガール」とは

インドにおいてマハラジャの時代から広く知られている問題解決法らしいです。

それは簡単に言うと

少しだけ発想と行動を変えるという方法らしいのです。

そしてこの「ジュガール」を使って印僑(いんきょう)と呼ばれる人々が世界で大活躍をされています。

この印僑(いんきょう)とはインド国外に住んで活躍されているインドの人のことを呼びます。

海外に渡って成功した中国の人たちを華僑(かきょう)と呼ぶのは有名です。

印僑は全世界に約2500万人いると言われています。

そのうちの約270万人がアメリカに住んでいて、アメリカ在住の印僑の9人に1人はなんと年収1億円以上というから驚きです。

それも印僑のビリオネアは全世界の10%を占めるとも言われます。

その印僑のすべてはこの「ジュガール」を使って成功したと言われています。

日本で初めて「ジュガール」を紹介したのが、サチン・チョードリーさんです。

サチン・チョードリーさんは何冊かの本を出版して「ジュガール」を紹介されています。

本を読んで、この「ジュガール」はビジネスだけではなく、人生においても使えるような気がしました。

サチン・チョードリーさんの「大富豪インド人のビリオネア思考」という本に「ジュガール」をわかりやすく寓話として紹介してありましたので、ご紹介します。

これでなんとなくわかる気がします。

ジュガール寓話「三番目の王子」

昔、ある王さまが自分の後継者を選ぶために、3人の王子たちを呼んでこう言いつけました。

「おまえたちの宮殿を一週間以内に何かでいっぱいにしてみよ。

ただし、使える費用はコイン1枚だけだ」

3人の王子たちは、その無理難題に頭を抱えました。

3人とも大きな宮殿に住んでいましたし、コイン1枚では買えるものは限られています。

いったいどんなもので大きな宮殿を埋め尽くせばいいのか。

さて、王子たちはどんな策をとったでしょう。

一週間後、王が王子たちの宮殿を検分する日がやってきました。

一番目の王子は、コインで安いワラを買い集めて、宮殿に運び入れていました。

でも、ワラは広い宮殿の3分の2までしか埋まっていません。

これでは条件をクリアしたことになりません。

王は不満顔で次の王子の宮殿に向かいました。

二番目の王子は、なんと町中のゴミをかき集めて、ゴミで宮殿をいっぱいにしていました。

ゴミなら費用もかかりませんし、いくらでも集められると考えたわけです。

しかし、いくら条件を満たしたとはいえ、せっかくのきらびやかな宮殿を汚いゴミの山にするとは言語道断。

王はあまりに強烈な匂いに眉をひそめ、ますます不機嫌になって宮殿を後にしました。

三番目のいちばん若い王子がやったことはちょっと変わっていました。

宮殿にモノを運び込むのではなく、宮殿からありとあらゆるものを運び出し、宮殿の壁や床をピカピカに磨き上げていたのです。

王は夜になって、三番目の王子の宮殿を訪れました。

広く静まり返った部屋の中には何ひとつモノがなく、ただ、それぞれの部屋や廊下の燭台(しょくだい)に火がともされ、その光がピカピカの壁や床を照らして神秘的な輝きを放っていました。
王は王子に言いました。

「何という美しさだろう。

だが王子よ、予は何かで宮殿をいっぱいにせよと申しつけたはずだ。

その約束はいったいどうなったのじゃ」 

王子は微笑みながら答えました。

「いえ、王さま、宮殿はどこもかしこも灯りで照らし出されています。

私は光で宮殿をいっぱいにしたのです」

その答えに王は満足し、この三番目の王子を後継者に決めたということです。

この三番目の王子が使ってたのが「ジュガール」ですね。

三番目の王子がひねり出した知恵と行動こそジュガールの真骨頂を物語っています。

なんとも素晴らしいと思いませんか?

普通はモノでいっぱいにするという常識的な発想にとらわれてしまいます。

三番目の王子は常識にとらわれない発想で無理難題をクリアしました。

私たちの人生においても大きな難題が来たら、ジュガール的な解決法、つまり発想を変えて行動していきたいものですね。



本 参考本
大富豪インド人のビリオネア思考
サチン・チョードリー著


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